家事に育児に仕事に…この3つを同時に抱えるワーママさんたちは、みなさんすごいと思います。なかにはパワフルに生活できるママさんもいれば、メンタル的に落ち込みがち、ネガティブに考えてしまうママさんも多いのではないでしょうか?
私の知り合いのママさんでも、働きながら家事や育児を一生懸命ななか「メンタルが崩壊してしまいそう」と悩むママさんがいました。
そこで今回は、そんなワーママさんたちのために「メンタル崩壊しそうで無理だったワーママさんができること」を中心に紹介していきます!
頑張りすぎないことが一番大切です。
メンタルについて悩みや不安を抱えるワーママはどれくらいいる?
引用:https://cocreco.kodansha.co.jp/cocreco/general/life/labo/DSxTl
コクレコの調査によると、「自分の心身について悩みや不安はあるか」という質問に、なんと9割以上のママさんたちが「不安がある」と回答しているのです。
とくに、肩こりや頭痛、疲れやストレスといった要因がトップを占めていることから、やっぱり家事・育児・仕事を頑張っているワーママさんたちの苦労があることがわかります。
実際に、ワーママさんの声として以下があります。
旦那の協力があればまだ良いのかもしれませんが、なかにはそうもうまくいかない家庭もあるので、ワーママの皆さんよく頑張っていると思います…。
ワーママのメンタルが崩壊しそうになる原因6選
ここでは「ワーママさんのメンタルが崩壊しそうになる原因」を6つ解説しますが、以下の項目に当てはまっている数が多いほど、すぐに周りへ相談しましょう。
責任と役割の両立
ワーママさんは、夫や家族の協力が得られない場合に「仕事・家事・育児」の3重の役割を概ね一人で抱え込まなければならないので、かなり負担が大きくなってしまいます。
協力をしてくれていても、「令和5年度男性の育児休業等取得率の公表状況調査」によると、男性の育児休暇の取得は「17.1%」と低い結果となっていることから、なかなか旦那が主体で家事育児を手伝ってくれていると感じる人は少ないようです。
睡眠不足とストレスの蓄積
とくに子どもの寝かしつけは本当に寝ない!そのため、十分な睡眠が取れないままを仕事もしなければならないので、疲れとストレスがすごいスピードで溜まってしまいます。
睡眠時間が元々少ないワーママさんであれば大丈夫かもしれませんが、家事・育児のストレスは毎日かかってきます。体調に出ないワーママさんもいるので、睡眠時間を取れていない場合は、無理やりにでも作ることが必要です。
とくに、他のワーママさんは「時短家電をフル活用」「実家に頼る」「旦那と相談する」「転職する」といった方法で睡眠時間(自分の時間)を確保しているようです。
社会的なサポート不足
保育園や祖父母の手伝いなど、外部サポートが不足しており、職場や周りから十分な理解が得られないことも、ワーママさんのメンタル崩壊の原因です。
ちなみに、内閣府の「女性の職業生活における実態把握等に関する調査」(2021年)によると、ワーママさんの約6割が「職場の理解が得られにくい」と感じているそうです。具体的には、子どものケガや病気の際に有給休暇が取りづらいなど、育児を理由とした休暇取得への理解が不足している職場環境が露呈されました。
また、同調査で「保育所に入れない」とワーママの28%が回答しています。待機児童問題の深刻さがうかがえ、保育施設の不足が、ワーママの社会的サポート不足に繋がっていることが見て取れます。
このように、職場の理解不足、情報不足、保育施設の不足など、社会からのサポート不足は統計からも明らかで、ワーママのメンタル不調を招きかねない大きな要因となっているのです。
理想と現実のギャップ
「理想の母親」を目指そうとするあまり、知らず知らずのうちに過剰なプレッシャーがかかり、自分に厳しくなりすぎて、メンタルを崩壊させてしまうこともあるのです。
こちらは、ベネッセ教育総合研究所の調査(2018年)によると、ワーキングマザーの約8割が「マザー・ゲイト(完璧を求める母親像への偏見)」を感じており、その中で約6割が「理想を追い求める自分に疲れを感じている」と回答しています。
理想の母親像を目指そうとするあまり、過剰なプレッシャーを自分に課してしまうことがわかりますね…。
経済的な不安
家計を支えるプレッシャーから、休職や退職ができないうえ、収入減に伴う生活の質の低下が心理的ストレスになってしまいます…。
日本労働組合総連合会の調査(2019年)では、ワーママさんの47%が「収入が不足している」と感じており、生活費の心配をかかえているそうです。
また、経済的に夫に依存せざるを得ない状況も、優しいワーママさんの心の負担になっていることもあります。
趣味の時間が取れない
育児と家事に時間を取られ、ワーママさん自身の趣味の時間や息抜きの時間すら取れないことも、メンタル崩壊の原因になりかねません。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングや内閣府の調査でも「6割以上の」ワーママさんたちが「自分の趣味の時間が取れない」こともわかっているのです。
一方、時間を作ろうと思っても、子どもがある程度大きくなるまでは趣味の時間を作れていても、気が気じゃないので楽しめないんですよね…。
メンタル崩壊しそうで無理だったワーママができること4選
ここでは「ワーママがメンタルを崩壊させないためにできること」を3つ紹介します。メンタルが崩壊してしまうと取り返しつかないことになってしまうので、以下を参考に今日から実践してみましょう。
完璧主義を捨てて自分を許す
家事や育児、仕事に完璧を求め、常に高いレベルを目指し続けることは、強いプレッシャーとなり、ワーママとしての心身に大きな負担を与えます。
完璧を目指す必要はなくて、時には手を抜くことを許し、自分自身に優しく接することが大切です。
あくまで私のケースですが、「そもそも家事が100%完璧な状態って?」と自分で考えてもよくわかんなくなってきたし、そんなスーパーウーマンじゃないって考えたら気が楽になりました。
夫や家族の協力を得る
実際に「妻の職業の有無に関わらず、夫の家事・育児関与度が高い夫婦ほど、妻の心理的ストレスが低く、逆も然り」といわれています。
そのため、旦那と相談をし、家事の分担を明確化したり、料理を夫と交代で作るなど、役割分担を明確にしましょう。もし可能であれば、祖父母にも協力を求め、子どもの世話などを手伝ってもらうのも一案です。
一方で、男性の家事・育児実態調査によると、「トイレットペーパーの交換をはじめとした消耗品の補充(=名もなき家事)」について、旦那は「やっている」といっていてもワーママさんは「圧倒的に私がやっている」と夫婦間で相違があることがわかっています。
これは確かにあるあるなのですが、あまり言えないという方でも、実際に「何の家事をやっているか」は夫婦間ですり合わせした方が良さそうです。
自分が辛いときは話し合いで「自分がどれだけやっているか」をわかってもらうように働きかけることも必要になりますね…。
ママ友と支え合う
同じ境遇のワーママのお友達と悩みや喜びを共有することは、孤独感を解消し、心を癒す効果があります。
互いに励まし合ったりすることはもちろん、ただおしゃべりするだけでもストレスが解消でき、メンタルヘルスを維持しやすくなります。
私もそうですが、とくにワーママであれば職場の主婦の人とも仲良くなることができれば、仕事以外の時間でランチに行くなどのリフレッシュもできるようになるのです。
ただ、そもそも職場の人間関係が悪い場合は、今の職場に居続けるのは考えたほうが良いですね…今は色々な転職サイトがあるので、「転職活動」をするだけでも視野に入れた方が良さそうです。
1人になる時間を作る
家族や周囲に頼って1人で過ごす時間を作ることは、心をリフレッシュし、活力を取り戻すための大切な時間になります。
一方で、「趣味や好きなことに没頭したり、ただゆっくりと休息したり、自分だけの時間を作るようにしましょう。」…とはいうものの、相談して時間が作れるくらいならいくらでもやっとるわ!という感じですよね。
もちろん、相談して1人の時間ができればベストですが、時間を自分で作るには「時短テク」を使うしかありません。
私はみじん切りのチョッパーやとにかく容量の大きい洗濯機などを使っています!(ルンバなどは使いません。)
メンタル崩壊しそうで無理だったワーママができることまとめ
ここまで、ワーママがメンタルを崩壊する原因や、崩壊させないためにできることをまとめて紹介しました。
とくに、原因は「責任」「時間」が主な理由を占めているので、できるワーママさんは、まずは一人で抱え込まずに周りの人と相談して、真剣に向き合ってもらう必要があります。
普段頑張っているワーママさんが、これ以上頑張るとリアルにメンタル崩壊してしまうので、自分一人だけで抱え込まないようにすることが大切です。
くれぐれも自分自身を責めないようにしてくださいね。